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●設立に向けて 取り組みのいきさつ

白山は、岐阜、福井、石川、富山の4県にまたがり長良川、九頭竜川、手取川、庄川の水源となっており、流域に暮らす人々は無意識の中に、白山の恩恵を受け、白山信仰に深く関わっている習慣や風習を体験している。
とりわけ山麓地域間の交流は、昔から峰を隔ててダイナミックに展開されていた。

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白山翠ヶ池 (c)木村芳文

しかし現代は、道路交通網の発展と共に忘れ去られ、地域間交流も疎遠になって来ている。加えて、それぞれの山村地域も過疎化が進み、昔ながらの地域の伝統や文化が途絶えようとしている。

それと共に山と暮らしてきた事で保たれてきた自然も、このままでは保って行けるのか不安が生じている。

環白山保護利用管理協会(仮称)の取り組みは、地域住民が中心となって、この様な地域間交流を復活させ、情報交換をしながら、自ら山の環境を守りながら利用する昔からの手法に勉強し、産官学との協働も目指しながら、将来の「より良い環白山地域」を模索していく取り組みである。現在、平成18年3月の設立を目指して、準備を行っている。